医療保険選びとポイント

医療保険選びのポイントとしては、基本的に日本の場合は、健康保険制度と言った公的な保険制度が完備されているといった点です。この健康保険制度での保障を補うというのが医療保険選びのポイントになります。

また、医療保険を実際に選ぶ時には、「入院給付金」で、どれくらいの金額が必要になるのかを考える必要があります。これは、健康保険制度を理解する事で、必要となる金額が分かります。

健康保険制度と言えば、病院で健康保険証を提示すれば医療費が７０歳未満の人の場合は自己負担は３割です。さらに、健康保険制度では、この３割負担以外にも１ケ月での医療費の上限が設けられています。

その費用としては、上位所得者と言った高額の収入がある人で１５万円程度。一般家庭の中位所得者で９万円〜８万円程度。市民税が免除されている所得が少ない低位所得者の場合は３万円程度となっています。

この金額を１ケ月の医療費が１００万円であった場合の１日で計算した場合には、上位所得者は5,000円、中位所得者は2,820円、低位所得者は1,142円になります。つまり、医療費だけを考えると、入院給付金は日額5,000円で十分という事になります。

医療費以外には、よく差額ベッド代が例に出されますが、この差額ベッド代を支払う必要があるのは、自分で個室などを希望した場合です。もしも、差額ベッド代を支払う場合は、病院によって金額はピンからキリまでありますが、個人的には、10,000円〜20,000円あれば良いのではないかと考えています。

これに、長期入院をする時などの医療費以外に、家族の生活費を計算して、入院給付金が決めれば良いのではないかと思います。ただし、最近では、医療費削減が理由かは分かりませんが、長期入院をするケースが少なくなってきています。

この為、入院給付金の１回の入院での限度額というのは、６０日タイプが多くなっているようです。